■漁業や生態系に打撃
23日、茨城県土浦市で開催されたカレーフェスティバル。ひときわ長い行列ができていたのが…食べていたのは、アメリカナマズのフライです。
日本で2番目に大きい湖として知られる茨城県の霞ヶ浦。実は今、アメリカナマズが大量に発生しています。
午前2時から始まるシラウオ漁に同行すると、引き揚げられた網の中にアメリカナマズがいました。
ヤマイ水産 伊藤一郎さん
「これが危ない。このトゲがこうやって引っかかっちゃうんです」
これはまだアメリカナマズの幼体ですが、ノコギリ状になっているトゲが網や人の手を傷つけます。
さらに、雑食のアメリカナマズは動いているものは何でも食べてしまうといいます。
「(アメリカナマズが)定置網の中に入っていくと追い回して食べちゃう」
影響は小さな魚にとどまりません。
うなぎを提供する店では、アメリカナマズが増えたことで漁に出る人が減っていると話します。
うなぎ専門店 うなぎ村 麦わら村長
「ウナギをとるためにはえ縄漁をやっていた人が、ナマズばっかりくっつくようになっちゃったので、やめちゃうっていう人が増えてしまった」
アメリカナマズは「天敵」が少なく、