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禁止が増える漁港での釣りを予約できるアプリが登場 利用料金還元で漁港の活性化にも (2025年8月6日)

釣り人と漁業関係者とのトラブルから、釣りを禁止する漁港は少なくありません。そんな中、静岡県の伊豆半島の田子漁港では、一般客の釣りが復活しました。

一役買ったのはスタートアップが開発したアプリです。一体、どんな仕組みなのでしょうか。

釣り場を予約できるアプリ「ウミゴー」

釣り客が利用しているのは、国内初の釣り場の予約ができるアプリ「ウミゴー」です。利用者はアプリで漁港と日時を予約し、当日には巡視員が予約者を確認します。この「ウミゴー」によって、釣り人による無断駐車やゴミの放置といった問題が解決しました。

また、釣りができるエリアをアプリで指定しているため、漁業者とのトラブルも回避できます。利用者からは「安全で便利」「混雑を気にせず使える」と好評です。

「釣り禁止」の悲しみから生まれた新システム

この画期的なシステムを開発したのは、株式会社ウミゴー社長の國村大喜さんです。IT企業でソフトウェア開発に携わったあと、西伊豆町へ移住。しかし、釣りを満喫しようとしていた矢先に、田子漁港が釣り禁止になってしまいました。

「悲しくて、マジかと思いました」と当時の心境を語る國村さん。この出来事が、アプリ開発のきっかけとなりました。國村さんは「この方法で解決できるかもしれない」と考え、町の役場にソフトウェアのひな形を持ち込んだといいます。

地域全体に広がる経済効果

試験運用を経て、2024年8月に正式導入されたこのシステムは、これまでに延べ

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