秋田県男鹿市で水揚げされたハタハタが15日入札にかけられ、待ちに待った初漁日をようやく迎えました。市場に出かけてみると売られていたハタハタは驚きの価格。もはや、高級魚です。
秋田市民市場の「さかな安亀」の店頭に1995年の禁漁明け以降最も遅い初漁日で入札されたハタハタのメスが並べられていました。男鹿市北浦でとれたメスのハタハタ1箱約2キロのお値段は3万6000円。不漁と言われた2023年でも3キロ入って1万円ほどだったそうです。
かつては年間で1万トン以上水揚げされていた県の魚・ハタハタ。今シーズンは、県が初漁日と予想した2日から10日以上が過ぎ、14日から15日にかけてようやく6キロほどが水揚げされました。
売り場に多く並ぶのは北海道で獲れたもの。味も大きさも良いといいますが、店にとっても、客にとっても、秋田で獲れたハタハタに意味があります。
さかな安亀 安田昭夫社長:「北海道産があるから商売的にはどうにかなるが、やはりみんな地物のハタハタを期待している。それで見栄張っちゃった」
16日の水揚げはほぼ無し。前年2023年は10日過ぎにはあった100キロ以上の水揚げが、今年はあるのでしょうか。